省力化設備:スチームコンベクションオーブン(プログラム機能付き)

スチームコンベクションオーブン(プログラム機能付き)の導入

プログラムによって自動的に調理を行う設備です。料理、食材ごとの加熱時間、温度等を登録でき、使用する人間を問わず適切な調理を行うことができます。 

スチームコンベクションオーブンに備わっている3つの機能

  • ホットモード

従来のオーブンのように、乾燥した高温の空気を使って焼き上げる機能です。これにより、外はカリッと中はジューシーな焼き加減を実現できます。

  • スチームモード

蒸気を利用して食材を加熱する機能で、食材の水分を保ちながら均一に調理できます。特に、蒸し料理や保温に最適です。

  • コンビモード

ホットモードとスチームモードを組み合わせることで、焼きと蒸しを同時に行い、肉や魚などの食材をジューシーかつ香ばしく仕上げます。 

スチームコンベクションオーブンでできる調理方法

  • 焼く:ホットモードでパンやケーキ、肉や野菜などを焼き上げます。
  • 揚げる:高温の空気で食材を包み込むように加熱し、揚げ物のようなカリカリとした食感を実現します。油を使わないため、ヘルシーな揚げ物が可能です。
  • 蒸す:スチームモードで野菜や魚、点心などを蒸し上げます。素材の旨味を逃さず、しっとりとした食感を保ちながら調理できます。
  • 茹でる:蒸気を使って短時間で食材を茹でることができ、従来の茹でる調理方法に比べてビタミンやミネラルの損失を抑えることができます。
  • 炒める:コンビモードを使って、高温で素早く炒めることが可能です。調理時間を短縮し、風味豊かな仕上がりになります。
  • 煮る:スチームモードで煮物を作ります。具材に均一に熱が伝わり、味が染み込む調理が可能です。
  • 炊く:コンビモードで米を炊くことも可能で、蒸気の力でふっくらとしたご飯が炊き上がります。 

価格、ランニングコスト

スチームコンベクションオーブンの価格は、機能や容量により異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度です。ランニングコストについては、電気式の場合、電気代が主なコストとなり、使用頻度によりますが、効率的な運用を行うことで、コストを抑えることが可能です。ガス式の場合、ガス代がかかりますが、ガスの種類や供給状況によりコストが変動することがあります。 

導入メリット

  • 誰でも安定した味で調理できる

プログラム機能を活用することで調理の工程を自動化できるので、経験の浅いスタッフでも高品質な料理を安定して提供できます。

  • 複数の料理を同時に調理できる

複数の棚に異なる料理を並べても、均一な熱分布により、全ての料理を均等に仕上げることが可能です。これにより、提供時間の短縮にも貢献します。

  • 大量調理可能

一度に大量の料理を短時間で調理できるため、繁忙期や大規模なイベントでも対応可能です。また、調理時間を大幅に削減できるため、キッチンの効率が向上します。 

気を付けること

  • 小容量の調理には向いていない

スチームコンベクションオーブンは大型の機器であるため、少量の調理にはオーバースペックとなる場合があります。小規模店舗では、利用頻度や調理量を慎重に考慮する必要があります。 

  • 導入時の必要設備を確認しておく

電気式の場合は高電力の専用回線が必要で、ガス式の場合は適切なガス設備が必要です。また、排気設備や設置スペースも考慮に入れる必要があります。 

活用例

  • 中規模レストランでの導入

都市部にある中規模のレストランでは、繁忙期になると注文が殺到し、調理スタッフの負担が増大していました。そこで、スチームコンベクションオーブンを導入し、プログラム機能を活用して定番メニューの調理を自動化しました。その結果、スタッフの手間が省かれ、提供時間も短縮されました。また、同時に複数の料理を一度に調理できるため、調理効率が飛躍的に向上しました。 

  • 大規模ケータリングサービスでの導入

大量の料理を提供するケータリングサービスでは、スチームコンベクションオーブンを導入することで、大量調理が可能となり、イベント時の大量注文にもスムーズに対応できるようになりました。調理時間の短縮により、料理の提供スピードが上がり、イベントのスムーズな進行に寄与しました。また、オーブンのコンビモードを活用して、肉料理や魚料理をジューシーに仕上げることができ、顧客からも高い評価を得られました。 

  • 介護施設での導入

介護施設では、入居者の健康状態に合わせた食事提供が求められます。スチームコンベクションオーブンを導入することで、蒸し料理や煮物など、柔らかくて消化に良い料理を効率的に調理できるようになりました。また、プログラム機能を利用して、毎回同じ味付けで安定した食事を提供できるため、調理スタッフの負担が軽減されました。特に、コンビモードを活用して栄養価を保ちながら、バラエティ豊かなメニューを提供することが可能となりました。

省力化補助金を活用できる製品

  • スチームコンベクションオーブン製品一覧

https://shoryokuka.smrj.go.jp/product_catalog/list.html?no=CT0001

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