省力化設備:券売機

券売機の導入

券売機は、切符やチケット類を自動で売る機械です。

種類

  • ボタン式

物理的なボタンで操作します。シンプルな操作性で、耐久性が高く、特に食品業界などで広く利用されています。ボタンが一目でわかるため、初心者でも直感的に操作できるのが特徴です。

  • タッチパネル式

タッチスクリーンで操作します。画面上にイメージや詳細情報を表示できます。ソフトウェアのアップデートやカスタマイズが容易で、柔軟な運用が可能です。

  • キャッシュレス決済対応

キャッシュレス決済対応の券売機は、クレジットカードや電子マネーでの支払いが可能です。

発券以外の機能

  • 多言語対応

多言語対応の券売機は、外国人観光客など多様な顧客に対応できます。

  • 集計機能

売上データや利用状況を記録でき、売上分析やトレンドの把握が可能になります。

  • その他便利機能
・販売時間の制限: 特定の時間帯にのみ券を販売することができる機能です。
・数量限定商品の設定: 商品の販売上限数を設定することができます。
・音声対応: 音声案内機能により、視覚的にサポートが必要なユーザーに対応できます。
・複数メニューの設定: 複数のメニューやオプションを画面上で選択でき、カスタマイズされたサービスを提供できます。

価格、ランニングコスト

券売機の価格は、種類や機能により異なりますが、一般的には数十万円から数百万円の範囲です。ランニングコストには、保守・メンテナンス費用、ソフトウェアのアップデート費用、電気代などが含まれます。

導入メリット

  • 人件費の削減

対面でのスタッフ対応が不要となり、チケット販売にかかる人件費を大幅に削減できます。

  • ミスの低減

店員がレジに金額を入力したり、釣銭を数えたりすることがなくなるため、釣銭や預り金を間違えるミスがなくなります。

  • 衛生的な会計の実現

非接触型の支払い対応が可能な券売機は、現金のやり取りが不要となり、衛生的な会計を実現します。

気を付けること

  • 顧客との接点が減る

券売機の導入により、対面での接客が減少します。顧客とのコミュニケーション機会が減るため、カスタマーサポートの体制を強化する必要があります。

  • 混雑する可能性がある

ピーク時には券売機の前に行列ができる可能性があります。これを防ぐために、複数台の設置や、動線の確保を検討することが重要です。

  • 追加オーダーを獲得しにくい

券売機では追加オーダーを勧めることが難しく、クロスセルやアップセルの機会が減少します。販売戦略を工夫し、別の方法での販売促進が求められます。

活用例

  • ファーストフード店の導入例

一部のファーストフードチェーンでは、ボタン式券売機を導入し、顧客の注文から支払いまでをスムーズに行っています。券売機は主にフードメニューの選択や飲み物の追加注文に使用され、レジでの混雑を緩和する役割を果たしています。導入後は、スタッフが厨房業務に専念できるようになり、全体の効率が大幅に向上しました。

  • 観光地のチケット販売

観光地の入場チケット販売にタッチパネル式券売機が利用されています。多言語対応機能により、外国人観光客にも対応しやすく、スムーズなチケット購入が可能です。集計機能を活用して、日々の来場者数を把握し、ピーク時の人員配置を最適化しています。これにより、観光地の運営が効率的に行われています。

  • 公共施設での自動販売

公共施設の施設内に設置された券売機は、キャッシュレス決済に対応し、利用者に便利なサービスを提供しています。発券機能に加え、音声案内や販売時間の制限機能が組み込まれており、特定のイベントやサービスの販売にも対応可能です。利用者のニーズに応じた柔軟な対応が可能となり、施設運営の効率化が実現されています。

省力化補助金を活用できる製品

  • 券売機製品一覧

https://shoryokuka.smrj.go.jp/product_catalog/list.html?no=CT0002 

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